校長挨拶

 並木中等教育学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 本校は、平成20年(2008年)4月に県内初の公立中高一貫教育校として開校し、今年で17年目を迎えました。校是である「Be a top learner !」(高き学習者たれ!)のもと、「能動的な学びのできる『人間力』を備えたグローバルリーダーの育成」に向け、日々教育活動に取り組んでおります。

 本校は、これまで卒業生を11回送り出してきましたが、生徒たちや先生方の努力により、素晴らしい進学実績をあげています。具体的には、11年間で東京大学69名、京都大学25名を含め、難関大学に多数の合格者を輩出しており、今春卒業した11回生は、142名中81名の生徒が現役で国公立大学に合格しました。また、医学部医学科についても、11年間で延べ145名が合格しており、特に今春は、国公立9名を含む延べ20名が合格しました。これらの実績は、6年一貫 の体系的な教育により、最後まで志望を貫く粘り強い姿勢と質の高い学力を身につけた結果の現れと考えております。

 このようなグローバルリーダーを育成するために、本校では「科学教育」「国際教育」「人間教育」の3本の柱のもと、探究活動や体験活動を重視した教育を展開しています。「科学教育」では、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、筑波研究学園都市の一角に位置しているという強みを最大限に活かして、大学や研究機関などと連携したさまざまな行事を実施しています。「国際教育」では、茨城県の県立学校では唯一となるユネスコスクールに加盟し、海外への語学研修や修学旅行、海外の姉妹校との連携や留学生の受け入れなどを行っています。「人間教育」では、生徒主体で運営される三大行事や中等教育学校であることを生かした異学年縦割り活動などを通して、人間性を高める教育を行っています。そして、これらの教育の礎となるのが、探究活動です。本校独自の「課題探究」では、生徒一人ひとりがテーマを定め、調査研究や実験などを通して、生徒たちは「正解のない学び」の大切さを知り、これからの社会に必要な課題解決能力を身につけていくことができます。

 本校は、まだまだ歴史の浅い学校であり、巣立った卒業生の多くは20代ですが、既に様々な分野で活躍しています。今後も、次代の日本や世界の発展を担いうるグローバルリーダーの育成を目指し、教職員一同教育活動に励んでまいります。

 今後とも並木中等教育学校をよろしくお願いいたします。

 

茨城県立並木中等教育学校 校長 柴﨑 孝浩

お知らせ

令和6年4月より、柴﨑 孝浩校長が着任いたしました。